2021年11月/第13回 ふるさとあっ晴れ認定
倉敷市
えぇもん
No.175
倉敷薄荷陳列所
倉敷薄荷
穏やかな清涼感もたらす倉敷薄荷
栽培の歴史と復活への取り組み
日本に自生するミント、薄荷(はっか)はシソ科の多年草。薄荷の香りは清涼感をもたらしてくれるほか、抗菌や消臭、虫よけ効果が期待される。戦前、日本の薄荷生産量は世界1位。岡山県は国内シェア2位の一大産地だったが、高度経済成長に伴って栽培農家が減少し衰退した。吉備のくに未来計画では、かつて倉敷市にあった農業試験場で交配され生まれた品種「秀美(しゅうび)」に着目し、2012年に薄荷栽培の復活に成功。栽培には休耕田を活用するなど環境保全とビジネスを両立させた取り組みを実践し、育てた薄荷の商品開発・販売を行っている。「秀美」はペパーミントなどの洋種薄荷と比べてメントール成分が多く、甘みのある穏やかな清涼感が特徴。アロマテラピーに使用するエッセンシャル・オイルや、マスク着用時の気分転換に使えるエアフレッシュナーなどを展開中
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