2015年8月/第2回 ふるさとあっ晴れ認定
真庭市
えぇもん
No.016
郷原漆器生産振興会
郷原漆器
真庭産の山栗の木と備中漆を生かした、木目が引き立つ漆器
真庭市の郷原地区で600年もの間、生産されていた「郷原漆器」。丈夫で美しいことから主に山陰地方で重宝され、江戸時代の最盛期には、年間40万点の生産記録が残っている。終戦を境に生産は途絶えたが、平成元年に地元有志による復興活動がスタート。平成8年には生産拠点の「郷原漆器の館」が誕生し、かつての姿がよみがえった。真庭地方の山栗の木を、生木のまま輪切りにし、年輪を中心にろくろで木地を挽く。この特徴的な技法により、一つひとつ異なる表情が浮かび上がる。さらに、蒜山産の備中漆を重ねることで、木目が引き立つ。歪みが起こらず、塗り直しが可能なので、長く愛用できる。使うほどに艶が増すのも魅力。汁碗や飯碗、深皿などもあり、洋食にも合わせやすい。郷原漆器の館では予約をすれば、製作過程の見学ができる。
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