2024年9月/第16回 ふるさとあっ晴れ認定
倉敷市
えぇもん
No.217
坂本織物 有限会社
倉敷真田紐
歴史ある伝統工芸が紡ぐ
現代の暮らしに寄り添うものづくり
倉敷市児島地区で製造されている真田紐は、伸びにくく丈夫で、世界で最も細い織物とされる。受注から生産まで全て児島で行い、現在も木綿素材にこだわりながら、古くから伝わる力織機を使って製造している。400年の長い歴史を持ち、江戸時代には多くの地域で作られていたが、現在は国内の製造は数ヶ所のみ。児島には江戸時代終期に伝わり、讃岐の金比羅宮・児島の由加大権現の「両参り」の土産として販売されていたという。綿栽培が盛んだった児島は地元の綿を使った真田紐が製造され、その技術が繊維産業へ受け継がれ、現在の「繊維の街 児島」へ繋がっている。上質な綿糸を使い丁寧に織られ、豊富な柄や色が美しい真田紐は、現在スニーカー等の「ほどけにくい」靴紐としての新しい活用がはじまっている。
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